| 見えないアジアを歩く | |
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『見えないアジアを歩く』を読んだ。この本はアジアでも"紛争地"と呼ばれているところを取り上げ、どうやってそこに行くのか、気をつけるべきことは何か、その地の問題の背景は何かを、それぞれの地域の専門家が書いたユニークな″旅行本"です。
毎年行っているタイ-ビルマ国境の旅に、今年は参加しなかった。というのは、そろそろあの地域で見てきたことをまとめてみたい気になってるから。この本では、ビルマ政府に抵抗を続けるカレン族のこともとりあげてある。 毎年行ってるから、よくわかるけど、えー、ほんまにここまで書いていいの?? って読んでて笑ってしまった。 いけちゃうよ、ほんとに。
あと、スリランカやアチェ、ナガランド(初めて知りました、ここ)、バングラディシュのチッタゴン丘陵、そしてチェチェンのことを取り上げている。
タイの国境でもホントに不思議な感覚を味わうことがある。何かといえば、バンコクから車でほんの何時間のところにある深いジャングルの山のなかに閉じ込められるようにある難民キャンプ。タイの国境警備がライフルを持って出入りを監視しているなかで10年以上も暮らしている人々の生活と、大都会バンコクの人々の生活の違い。車でたった数時間の距離なのに、なんでここまで、、、って思うくらい。
ラオスと中国の国境にいったときも。メコン川をスピードボートでさかのぼってまる二日。途中の宿泊は現地の村の集会所を借りてたのだけど、もちろん電気も下水もない生活。たどり着いた中国との国境に建てられているのはゴージャスなカジノホテル。聞いたところによると、売春もカジノもドラッグもなんでもありだそう。村に泊めてもらったときは、食事も寝るところも提供してもらって、日本円で200円程度だったけれど、このホテルは一泊5万円ほどするらしい。整備されていない途中の道を通らなくてもよいように空港も建設される予定だとか。バンコクからだと2時間もあれば着いてしまうけれど、その2時間の上空を飛んでいるあいだを通り過ぎる地域には、電気も下水もない。
ほんとにこんなに違う暮らしを、ほんの数時間の距離が隔てているだけなんて、ほんとうに信じられない気持ちになる。
はじめてタイの難民キャンプに訪れて、その夜戻ってきたバンコクの夜の明りが不思議でしようがなかった。 なんなの、これ??? って言葉だけが一晩中頭の中をぐるぐる回ってた。
もしこの『見えないアジアを歩く』を読んだ人が、そんな体験をしたら、それは一生の設けモンになるよね、きっと。
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